ギャング団「クリップス」の設立者スタンリー・ウィリアムズの死刑が執行された。

犯した罪と判決後の犯罪防止活動への貢献のどちらを重視すべきか?
全米の注目を集めた。

ロサンゼルス國枝すみれ2件の強盗殺人事件で4人を殺害し、
強盗殺人事件で死刑判決を受けた。
その後、刑務所の中で児童書を書き、ギャング撲滅運動を推進。
ノーベル平和賞や文学賞にも推薦された。

弁護側や死刑反対の市民団体が裁判所へ申し立てていた。
「彼の言動はギャングに入ろうとする若者の心の歯止めになる」
と評価されてのことだったらしい。

昨年四月、死刑囚役をオスカー俳優ジェイミー・フォックスが演じ彼の半生が
テレビ映画「贖罪(しょくざい)」として放映された。

減刑を求める嘆願書には、ジェイミー・フォックスら有名人を含む約三万二千人が署名した。

が棄却。

シュワルツェネッガー州知事も
「残酷な犯罪への謝罪もなく、減刑は認められない」と減刑嘆願を拒否していた。


罪は罪。

しかし自らギャング撲滅を推進。

なんとも考えさせられる死刑であった。

あたしが唯一良かったと思ったことは…
血管に睡眠薬が入れられた後、呼吸を止める薬剤と心臓を止める薬剤が
投与されたと知り、苦しまずに逝けたのかな?と思ったことだ。

死刑になるべく人とそうではない人との境は・・・なんだろう。

合掌。